マミーブレインで仕事や日常がつらい?産後ママの8割に起きる脳の変化

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ママのための睡眠と体調管理術

産後、物忘れやミスが多くなってる?!

もしかすると“マミーブレイン”の影響かもしれません😵

私も妊娠前、仕事が大好きだったのですが
妊娠して、出産して、子育てが始まって半年を過ぎるまでは
今までのように情熱が湧かなくなって…
「仕事に戻らなきゃ」と思うけど、なかなか心が動かない。

正直、そんな体験をしていました。

もしかしたら同じように感じているママがいるかも知れません。

それは、あなただけではなく、
さらに、あなたのせい
なく「脳と心と体が正常に働いている証拠」でもあります


実際に脳(大脳皮質)の容積減少し
最大で5〜7%程度減少することが報告されています。

その中で1番重要なことは


これは脳の退化ではなく、選択的な最適化である

今日はNautre Neuroscienceの研究でも発表されている
ママになると脳の構造が変わることについて実体験も含めて書いていきます。

マミーブレインって何?

「物忘れが増えた」
「仕事に集中できない」
「頭にモヤがかかる」
「仕事の優先順位が落ちる」
「子供の泣き声に敏感になる」
「子供の表情に敏感になる」

実際に私もこういった現象が起きて、なんだか自分がポンコツになった感がありました😱

これがマミーブレインと言われる一部です。

マミーブレインとは・・・

“マミーブレイン”は、妊娠・出産・育児をする中で
女性の脳が構造的・機能的に変化する現象で
科学的に「母脳(maternal brain)」とも呼ばれています。


また、一見マミーブレインはネガティブに感じてしまうのですが
この変化こそ、赤ちゃんを守り・育てるための反応だそうです🧠

とはいえ、体はボロボロ。
髪の毛は抜けるし、脳にもずっとモヤがかかるし、自分にもガックリしちゃいました😢

マミーブレイン①:ホルモンの影響で「赤ちゃん中心モード」に

そして、これは既に妊娠時点から始まっていて
出産・授乳の過程で女性の体内ではホルモンが劇的に増減しています。

マミーブレインはホルモンの影響も受ける写真

オキシトシン(愛情ホルモン)

  • 出産時・授乳時に分泌され、赤ちゃんへの愛着や絆を深める。
  • 「赤ちゃんと一緒にいたい」という気持ちを自然に生み出します。

プロラクチン(育児ホルモン)

  • 母乳を生成するだけでなく、赤ちゃんを最優先に考える行動を促すホルモン。
  • 仕事よりも家庭を優先したくなる感情に深く関係します。

エストロゲン・プロゲステロン

  • 妊娠中に上昇し、産後に急激に減少する女性ホルモン。
    産後は特に涙もろくなったり、ガルガルしたり情緒の波や睡眠の乱れを引き起こしやすくなります。

こんなにもホルモンによって、
ママの心・体や脳は「赤ちゃん優先モード」に自動シフトされていきます。


私も“やる気がなくなった”“無気力になった”と当時は思って
そんな自分自身に落胆していました。

でも、私たちの身体は緻密にできていて

やる気の低下や無気力はポンコツになったのではなく
『赤ちゃんを最優先にできるように脳が最適化された状態』
なのです。

マミーブレイン②ママの脳を「命を育てる存在へ」進化させる

最近の研究では、出産後の女性の脳は実際に構造が変化することが分かってきたようです。
この変化は「マミーブレイン」と深く関係しているよう。

海馬(記憶)

  • 育児に必要な情報を優先的に記憶する。
  • 一時的に「他のことを忘れやすくなる」のは脳の選択の結果。

扁桃体(感情・危機察知)

  • 赤ちゃんの泣き声に過敏に反応し、守る本能が強まる。
  • 同時に「不安」や「過敏さ」が強くなることも。

前頭前野(判断・共感)

  • 共感力や社会的判断が高まり、赤ちゃんの気持ちを読み取る能力がアップ。
  • 自己実現よりも「今この子に何が必要か」を優先する思考回路に。

脳は賢くて、私たちが思っている以上に
いま最優先で必要なこと=「命を育てる存在」へと進化するように
ママを強制的に「社会的な役割」から「命を育てる存在へ」脳の構造を変えているんです。

マミーブレインは“寝て修復”される

そして、ここからは私の専門領域でもある睡眠の視点から。
実は、こうしたホルモンや脳の変化に最も大きな影響を与えるのが「睡眠の質」です。

  • オキシトシンは、睡眠と深く関わっているとされていて、
    質の良い睡眠がオキシトシンの分泌をサポートすると考えられています。
  • 睡眠不足は扁桃体の活動を過剰にし、不安やイライラを増幅させる。
  • 前頭前野が働くのも、十分な睡眠をとっている時だけ。

つまり、マミーブレインとうまく付き合うためには
とにかく“眠ること”が最重要なんです。

でも、赤ちゃんの夜泣きや授乳でままならないのも現実😭


だからこそ「昼寝の優先順位をあげる」

無理な場合は「1分、3分、5分でも目を閉じる」
「寝れないなら“横になる”だけでもOK」
です。

特に赤ちゃんが小さい時は“ママの睡眠戦略”が必要になりますね!

仕事の情熱は消えたのではなく“形を変え”進化する

もしかすると、妊娠・出産を機に
仕事にやりがいを感じていた「あの頃とは違う自分」と感じるかもしれません。
(私もそうでした)

でも、それは情熱がなくなったのではなく、
「命を守ること」にすべてを傾ける

そして、強さと優しさを得て新しい自分になった。のです。

マミーブレインは命を守ることに全力の写真

人の心理の発達には人生のステージごとに課題があります。


出産・育児という大きな転機は、「自分の人生=自分だけのものではない」という
価値観への移行を促すのですね🫢


さらに、この時期は多くの人が内的モチベーションの再構築や、
“人生の意味”の見直しを自然と行うようになる
のです。



なんともダイナミックな内的変化ですよね

まさに💡


私も仕事をする上ですごく大きな内的モチベーションが再構築され
人生の見直しがありました!
より成熟した自分へと進化したサインでもあったと思います。

マミーブレインによりホルモンも、感情も、そして睡眠も。

すべてが“新しい私たち”をサポートしてくれている証拠!
人間(ママ)の身体、脳って本当にすごいですよね💡


いま心が折れかけそうなママの心を少しでも軽くできたら嬉しいです。

それでは今日はこの辺で🙌

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